子どもの遊び
インドネシア(特にジャカルタ)では、治安や安全上の理由から、日本のように子どもだけで遊びに行くことはできません。
最近は歩道のあるエリアも少しずつできてきましたが、まだまだ歩道が整備されていない道も多く、
治安の面からも公道を歩いて移動することは危険が伴います。
交通量が多く交通マナーもインドネシア独特なので、会社によっては駐在員が自ら運転することを禁じているところもあります。ドライバーを雇うのが一般的で、歩いて数分の近所でも、ドライバーの運転する車(もしくはタクシー等)に乗ることになります。交通渋滞もひどいので、近くのお友達のアパートまで遊びに行くのも一苦労だったりします。
このようなインドネシア特有の事情から、子どもが自由に外遊びができる場所は制限されます。
街中にある公共の公園で遊ぶことは、まずありません。
渡航前の方は、日中どのように生活するのか?をイメージすることが難しいかもしれません。
赴任前セミナーや現地日本人会、現地子育てコミュニティ等にアクセスして、現地情報を事前に収集しておくことで、日本から準備するものなどのイメージ作りに役立つでしょう。
■赴任前セミナー(※各企業が駐在員やその家族に向けて実施している場合もあります。)
●海外子女教育振興財団
https://www.joes.or.jp/index.html
●日本在外企業協会
安全対策や健康管理、海外赴任前セミナー、海外安全・危機管理認定試験等
■現地子育てコミュニティ
●ジャカルタマザーズクラブ(インドネシア)
http://www.jakarta-mothers-club.org/
■インドネシアで暮らす子どもたちは、こんなところで遊んでいることが多いです。
●自宅やお友達のお宅
●学校内の設備(グラウンド・体育館 等)
●住んでいるアパート内の設備(屋外遊具付き公園スペース・室内プレイルーム・プール・サッカーコート・テニスコート・バドミントンコート・卓球場・ランニングコース・体育館・共有スペース 等)
※アパートによって設備は変わります。
●モール内等にあるプレイグラウンド(有料の場合が多い)
●娯楽施設(大型公園・プール・動物園・運動施設 等)
●習い事やサークル活動
■屋外で遊ぶときに気を付けること
●虫対策をする。
デング熱は蚊を媒介して感染します。感染を予防するためには、蚊に刺されないこと。
虫よけスプレーをする、手足の露出を避ける等対策をしましょう。
●熱中症に気を付ける。
水分・塩分補給、定期的な休憩等。
インドネシアでは経口補水液は手に入りにくいですが、簡単に手作りすることができます。
●トムキャット、蛇(コブラ等)等インドネシア特有の生物に気を付ける。
トムキャットは、日本ではやけど虫と呼ばれる虫です。インドネシアでは身近にどこにでも存在します。
体液に触るとやけど様に皮膚に炎症がおきます。うっかり潰したりしないように気を付けましょう。
■おうち遊び
インドネシアでは、子どもが安全に遊べる公園が少ない、天候や気候によって外遊びできない等、外遊びが難しい状況もあります。コロナ禍では外出制限によって家の中で遊ぶ機会も増えました。子どもが日中どう過ごすか?を考えることは大切です。以下のサイトでは、子どもの遊びについて紹介されているので、外遊びができないときのヒントにしてみてください。
●IPA JAPAN 子どもの遊ぶ権利のための国際協会 日本支部 「危機的状況における遊び:子どものくらしに関わる人のガイド」
https://www.ipajapan.org/playincrisis
危機的状況における遊ぶことの重要性、家の外で遊べないときの遊び、スクリーンタイムと遊びよりよいバランス等、子どもの遊びにについてまとめられています。
●おススメおうち遊び(アパート内含む)情報
わざわざ車に乗って出かけなくても、子どもが自分の足で遊びに行ける自宅アパート内は身近でとても大切な遊び場です。
自宅アパートの中でみなさんどうやって工夫して遊んでいるのでしょうか?
みなさんから寄せられたおススメおうち遊び情報をまとめています。
※「インドネシア子育て情報サイト みんなで子育て」では、インドネシアの子育て情報を募集しています。
是非以下のメールアドレスまで情報をお寄せください。
情報投稿先; kaigaiminkoso(at)gmail.com *(at)を@に変えてください。
皆さんの情報をもとに、WEBサイトが作成されます。
情報をお寄せくださった方には、後日スタッフから詳細をお伺いするためにご連絡させていただく場合がありますので、ご了承ください。
■おススメ遊び場情報
みなさんから寄せられた遊び場情報をまとめています。
日本の公園のように子どもが子どもだけで遊びに行くことができる場所は、基本的にはありません。
必ず保護者が自己の責任のもと連れて行くことになります。
※「インドネシア子育て情報サイト みんなで子育て」では、インドネシアの子育て情報を募集しています。
是非以下のメールアドレスまで情報をお寄せください。
情報投稿先; kaigaiminkoso(at)gmail.com *(at)を@に変えてください。
皆さんの情報をもとに、WEBサイトが作成されます。
情報をお寄せくださった方には、後日スタッフから詳細をお伺いするためにご連絡させていただく場合がありますので、ご了承ください。
■習い事・クラブ活動について
インドネシアでも参加できる習い事やクラブ活動は沢山あります。
もちろん、必ず習い事をしなければならないわけではありません。
習い事を通して子ども自身が、現地の文化に触れたり、沢山のお友達ができたり、多くの経験に繋がることもあります。
選択肢の一つとして検討してみてもよいかもしれませんね。
親である大人が習い事を始めることで、就園前の子どもでも家族以外が話す日本語に触れる機会ができたり、お友達ができるきっかけになったりもします。
以下に子ども習い事に関する情報をまとめました。
大人の習い事については、「大人の時間」をご覧ください。
●ジャカルタジャパンクラブ(Jakarta Japan Club)所属のクラブ活動
インドネシア最大の日本人コミュニティで、日系企業を代表する組織(商工会議所・日本人会)として活動しています。JJC主催のクラブ活動は多岐にわたり、多くの子ども達が楽しんでいます。会員は、図書館の利用も可能です。
●みなさんから寄せられた子どもの習い事・クラブ/サークル情報をまとめています。
※「インドネシア子育て情報サイト みんなで子育て」では、インドネシアの子育て情報を募集しています。
是非以下のメールアドレスまで情報をお寄せください。
情報投稿先; kaigaiminkoso(at)gmail.com *(at)を@に変えてください。
皆さんの情報をもとに、WEBサイトが作成されます。
情報をお寄せくださった方には、後日スタッフから詳細をお伺いするためにご連絡させていただく場合がありますので、ご了承ください。
■子育てひろば
インドネシアではママ同士が集まって自主的に活動しています。
コロナの影響もあり、現在活動中の情報はありません。情報をお持ちの方は是非ご連絡ください。
※「インドネシア子育て情報サイト みんなで子育て」では、インドネシアの子育て情報を募集しています。
是非以下のメールアドレスまで情報をお寄せください。
情報投稿先; kaigaiminkoso(at)gmail.com *(at)を@に変えてください。
皆さんの情報をもとに、WEBサイトが作成されます。
情報をお寄せくださった方には、後日スタッフから詳細をお伺いするためにご連絡させていただく場合がありますので、ご了承ください。
コラム「ジャカルタの子どもの遊び事情」
ジャカルタでは、治安の問題から街中の公共の公園で日本人の子どもが遊ぶことはできません。
放課後や休日になると、我が家の2人の息子たち(小学4年生と年長児)は、もっぱらアパート内で友達と遊んでいました。ジャカルタでは、日本人が住むアパートはどこも入り口に守衛が立ち外部からのゲストを制限することで安全を確保しています。子どもたちはアパート内にある、小さな子ども向けの遊具のある公園、ドッジボール等ができそうなくらいの広めの広場、サッカーコートやバドミントンコート、プールサイドのテーブル席などで遊んでいました。お友達の家と行き来して遊ぶこともありました。
ジャカルタは渋滞がひどいので、放課後自分のアパート以外の場所に遊びに行くことはなかなか難しかったです。小学生高学年になると塾に行く子どもも増えますが、それまではアパ―ト内で友達と遊んだり習い事をしたりする子どもが多いように思います。
日本人が多く住むアパートだったことで、同じアパート内に日本人学校に通う同級生が何人も住んでいたのと、日本人学校に通う子どもたちは同じバスで通学するので学年をまたいで友だちがたくさんいたことから、子どもたちはアパート内で楽しく遊ぶことができました。時々、デモの影響で学校が急遽休みになった日などは、たくさんの友達と一日中外で遊んでいたことを懐かしく思い出します。日本人が多く住むアパートというと、プライバシーやママ友のお付き合いの面から敬遠される方もいらっしゃいますが、このような良い側面もあります。