子どもの遊び
海外では、
学校や幼稚園・習い事以外の子どもたち、就園前の子どもたちはどのように過ごしているのでしょう?
治安や安全の観点から日本のように子どもだけで遊びに行けない国もあります。
子どもが自由に安全に遊べる公園が少ない/子どもだけで遊べる場所が少ない/遊び場までの送迎が必要 等々様々な事情で遊ぶ場が制限されることもあります。
就園前の子どもと一緒に海外で暮らすとき、幼稚園や学校のようなコミュニティに自動的に入ることがないので分からないことを誰かに気軽に聞けない場合もあります。
転居先の周辺の状況や治安によっては、日中どのように生活するのか?をイメージすることが難しいかもしれません。
赴任前セミナーや現地日本人会、現地子育てコミュニティ等にアクセスして、現地情報を事前に収集しておくことで、日本から準備するものなどのイメージ作りに役立つでしょう。
■赴任前セミナー(※各企業が駐在員やその家族に向けて実施している場合もあります。)
●海外子女教育振興財団
https://www.joes.or.jp/index.html
赴任前子女教育セミナー、渡航前配偶者講座、現地校入学のための親子教室 等
●日本在外企業協会
安全対策や健康管理、海外赴任前セミナー、海外安全・危機管理認定試験等
■海外 日本人会・日系人・団体一覧(海外赴任ガイド)
https://funinguide.jp/c/info_link/d-t/index.html
世界各地の日本人会・商工会などの団体がまとめられています。
日本人会・商工会等では、治安生活情報・邦人向けイベント・クラブ/サークル活動・語学クラス・図書館等の情報を得ることができます。
■現地子育てコミュニティ
●ジャカルタマザーズクラブ(インドネシア)
http://www.jakarta-mothers-club.org/
●タイ国日本人会すくすく会(タイ)
https://sukusukubkk.wixsite.com/sukusukukai
●上海 Suku☆Suku(中国)
https://shanghai-sukusuku.theblog.me/
●WOMEN'S HIBARI CLUB byひばりクリニック(マレーシア)
https://ameblo.jp/hibariclinic/theme-10097258191.html
※ブログ内「ママカフェ」で検索してください。
海外では、場所がなくて外遊びできない、天候や気候によって外遊びできない等、外遊びが難しい状況もあります。コロナ禍では外出制限によって家の中で遊ぶ機会も増えました。子どもが日中どう過ごすか?を考えることは大切です。以下のサイトでは、子どもの遊びについて紹介されているので、外遊びができないときのヒントにしてみてください。
■IPA JAPAN 子どもの遊ぶ権利のための国際協会 日本支部 「危機的状況における遊び:子どものくらしに関わる人のガイド」
https://www.ipajapan.org/playincrisis
危機的状況における遊ぶことの重要性、家の外で遊べないときの遊び、スクリーンタイムと遊びよりよいバランス 等、子どもの遊びにについてまとめられています。
コラム「ジャカルタの子どもの遊び事情」
インドネシアジャカルタでは、治安の問題から街中の公共の公園で日本人の子どもが遊ぶことはできません。放課後や休日になると、我が家の2人の息子たち(小学4年生と年長児)は、もっぱらアパート内で友達と遊んでいました。ジャカルタでは、日本人が住むアパートはどこも入り口に守衛が立ち外部からのゲストを制限することで安全を確保しています。子どもたちはアパート内にある、小さな子ども向けの遊具のある公園、ドッジボール等ができそうなくらいの広めの広場、サッカーコートやバドミントンコート、プールサイドのテーブル席などで遊んでいました。お友達の家と行き来して遊ぶこともありました。
ジャカルタは渋滞がひどいので、放課後自分のアパート以外の場所に遊びに行くことはなかなか難しかったです。小学生高学年になると塾に行く子どもも増えますが、それまではアパ―ト内で友達と遊んだり習い事をしたりする子どもが多いように思います。
日本人が多く住むアパートだったことで、同じアパート内に日本人学校に通う同級生が何人も住んでいたのと、日本人学校に通う子どもたちは同じバスで通学するので学年をまたいで友だちがたくさんいたことから、子どもたちはアパート内で楽しく遊ぶことができました。時々、デモの影響で学校が急遽休みになった日などは、たくさんの友達と一日中外で遊んでいたことを懐かしく思い出します。日本人が多く住むアパートというと、プライバシーやママ友のお付き合いの面から敬遠される方もいらっしゃいますが、このような良い側面もあります。